恐怖に打ち勝つべき4つの理由

あなたは勇気のある人ですか?それとも、しばしば恐怖に負けてしまうでしょうか。恐怖が決意を左右することはありますか?将来に不安を感じているでしょうか。

The only thing we have to fear is fear itself.    
われわれが恐れなければならない唯一のものは、恐れそのものである。

恐怖とは…
恐怖とは、「脅威が現実であろうと想像上のものであろうと、差し迫った危険、悪、痛みなどによって引き起こされるネガティブな感情」のことです。言い換えると、恐怖は、恐るべきかどうかに関係なく、恐れたり心配したりすることなのです。つまり、当然のことながら恐れるべきでない場合でも、恐れを感じる可能性があるということです。

まず、恐怖がどのように発生するのかについて話しましょう。恐れは、私たちが危険から逃れるのを助ける感情です。進化的な生存メカニズムの1つなのです。私たちが恐怖を感じると、副腎(腎臓の上にある)がアドレナリンを血流に放出し、それが私たちの体に一連の生物的反応を引き起こします。

この反応は、筋肉への血液と酸素の流れを増加させるので、私たちはより速く走ることができます。(胃など他の部位への血流が制限されます。)瞳孔が拡張し、周りのものをよりよく見ることができるようになります。

これは「闘争・逃走反応」としても知られています。この状態では、私たちの感覚と反射神経が高まり、物理的な危険から逃げるのが簡単になります。

ただし、これらの反応は、生物的危険に直面している場合にのみ役立ちます。私たちが実際に身体的危害をもたらさない自己認識の危機に直面しているときには、何の助けにもなりません。どちらかと言えば、必要としていない時ほど、私たちは影響されてしまうのです。

舞台恐怖症の人がステージに立つ瞬間を想像してみてください。筋肉への血液が増加し、胃への血流が制限され、瞳孔が開いても、何の役にも立ちません。もしかすると、これらの生物学的反応のために、私たちは状況をより悪くしてしまうかもしれません。

問題は、今日、人々が経験する恐怖の約99%が非物理的な恐怖、つまり私たちの頭の中にのみ存在する恐怖であるということです。私たちは、危険に晒されていると感じてしまいますが、実際にはそうではありません。それらは、

人前で話すことへの恐れ
人々への恐れ
見知らぬ人への恐れ(新しい友人を作るのが難しいと感じる内向性)
権威への恐怖
失うことへの恐れ
失敗の恐怖
変化への恐れ
判断への恐怖
屈辱の恐れ
老化への恐れ
孤独の恐怖
傷つくことへの恐怖

などです。あなたに当てはまるものはあったでしょうか。恐らく誰もが感じたことがあるものばかりでしょう。

今回は、「Personal Excellence」のライターCelesさんの記事を紹介します。恐怖を克服すべき理由を学んでいきましょう。

01. 恐怖は潜在能力を最大限制限する

誰もが自分の成長を信じ、より良い人となり、最高の人生を送る世界は素晴らしいと思いませんか。ですが、恐怖に駆り立てられてしまうと、実現するチャンスをことごとく失ってしまうでしょう。恐れは、人が人生で成長し、進歩するのを妨げるのです。

問題は、現代社会の大部分が恐怖で満ち溢れています。恐れに支配されては、勇気、受容、愛、喜び、平和、そして悟りにおいてより高いレベルに到達できません。

自分の考え、感情、決断が恐れに流されると、あなたは恐怖の奴隷になってしまいます。恐怖を人生の軸にしてしまい、何事にも無力な人がいます。そういった人々は、恐怖によって思考や感情、行動を選んでしまうため、人生が自身の理想や望むものではなく、「恐怖の副産物」となってしまうのです。

例えば、変化が怖い人は、現状を維持し、安全という幻を追い続けます。彼らは積極的に生きることができず、心配や不安によって人生の選択を下しているのです。恐怖に反応し続けては、最大限の可能性を手にすることはできません。

02. 恐怖から完全に逃げることはできない

納得できないかもしれませんが、恐れから完全に逃げることはできないことを理解してください。精神的な恐怖は至る所にあります。そして、立ち向かわずに逃げ続ける限り、恐怖は常にあなたを悩ませることでしょう。恐れから逃げても、安全だという幻を見るだけです。しかも、一瞬の間だけでしょう。

例えば、A地点で恐怖に遭遇した場合、B地点まで走って逃げることはできますが、きっとB地点に別の恐怖が追いかけてくることでしょう。逃げ続けることはできますが、やがて逃げ場がなくなってしまいます。

逃げ続けるということは、恐怖に囚われ、追われ続けるということです。実際、逃げれば逃げるほど、恐れは近づいてくるでしょう。それに対処することを学ぶか、永遠に囚われ続けるかはあなた自身にかかっています。

いつか必ず、恐怖と対峙しなくてはならない時が来ます。その日を先延ばしにし、何度も何度も逃げるのか、今すぐ恐怖を克服することを学ぶのか、どちらが良いのかは誰の目にも明らかです。恐怖を避けるために、感情や時間、エネルギーを消費するのは意味がありません。失われた時間を取り戻すことはできませんから。

03. 恐れることはエネルギーの無駄遣い

02.で述べたように、恐怖は非論理的であり、感情及び精神的エネルギーの浪費でしかありません。
あなたが恐れの渦から脱出しない限り、不安を感じることをやめられなくなるでしょう。状況を冷静に分析し、解決策と前進する方法を合理的に探し出す代わりに、非建設的なものにエネルギーを使っているのです。

恐怖が物事を前進させるきっかけになるという人もいるかもしれません。恐怖が人をいい方向に動かすように見える場合もあるかもしれませんが、それは、彼らが恐怖があるにも関わらず前進できる人だということを表しているだけです。誰もがそうなれるわけではありません。

恐怖はアドレナリンの急増につながり、精神的ではなく身体的パフォーマンスの向上をもたらします。体にアドレナリンを送り込まずして、パフォーマンスは向上しませんが、ですが、アドレナリンが長期間体内にあると、身体に負担がかかり、神経が過敏になってしまいます。恐怖とその副作用に時間とエネルギーを費やさなければ、他にどれだけ多くのことができるでしょうか。

また、恐怖を感じる度に、ポジティブな思考や感情を感じる瞬間が減ってしまっているということも忘れないでください。幸せで前向きな時間、否定的で不安や恐怖を感じる時間、どちらの時間を過ごしたいですか。

04. 恐怖はあなたの心の中にしか存在しない

精神的恐怖を持つことは、かかしを怖がるようなものです。一見恐ろしいもののように見えますが、実際には無害なのです。

精神的恐怖は、あなたが心の中で生み出した危険を察知して感じるものです。あなたが想像してしまった非物理的な危険を本当の危険であると、脳が認識することで恐怖は生まれます。

例として、人前で話すことを取り上げましょう。人前で話すことは、多くの人にとってトップランクの恐怖ですが、なぜ人々はそれを恐れるのでしょう。現実的には、公で話したとしても、身体的危害は全く受けることがないのに。

人々が恐怖を感じるのは身体的危害からではなく、失敗や、周りからの判断、恥ずかしさから来るものだと指摘する人もいるでしょう。ですが、よく考えてみてください。これらの心配事は、全てあなたの心の中で起きている幻想なのです。

スピーチを忘れたり、プレゼンテーションが上手くいかなかったり、聴衆が退屈したりするという考えが頭の中で渦巻いたとしても、そのどれもまだ起こっていません。過去に起こったからといって、将来また起こるとは限りません。

あなたは今を生きていて、未来はまだ何も始まっていません。そして、あなたは、恐れる結果にならないように、望む未来を自分で切り開いていくことができる立場にあるのです。

不安や恐怖は、心身ともに大きなダメージを引き起こしますが、実際は、そのほとんどが現実にならない「取り越し苦労」なのです。

幻に心を乱されるぐらいなら、輝かしい希望に満ちた未来に心を躍らせましょう。


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